Sivas Divriği Kaymakamlığı
Sivas Divriği Camii ve Darüşşifası
ディヴリーイ地区長
大モスクの公式ホームページ
United Nations Educati Divrigi

天国の扉(北の扉、城壁の土井良、入口、文の扉)

テキストに耳を傾ける

この作品は、どの扉もそれぞれの美しさを持っているが、もっとも見事で豪華なのはこの扉である。この扉は、城壁に向いているため「城壁の扉」、北向きなので「北の扉」、ジェマートの入口として利用されていたために「文の扉」などの名前で呼ばれているが、一番親しまれている名前は「天国の扉」である。この扉に「天国の扉」の名がつけられたのは、すべてのモチーフが天国を意味しているからだ。コーランの天国について記述されている詩に登場する、無二の天国の恩恵や絵が石に刻まれている。どんなところなのか知りたい天国のことなので、それを物語るモチーフも非常に素晴らしく類まれなものとなった。扉全体が天国の庭に似ており、天国とその段階を表している。右側の星の縁は「公正なスルタンの幸福、主権、繁栄が永遠のものでありますように」、左側にはアエト・エル・キュルスィの「アッラーの他に神は存在しない。アッラーは唯一の神である。」という意味の文が書かれている。頂点の書には「スルタヌル・ムアッザマ、カリフの補佐アラーウッディーン・カイクバードの時代に」と書かれている。このモスクを建設させた国家は、セルジューク朝に属していたことから、国家の君主であるスルタンの名を特別に天国の扉に掲げ、ルーム・セルジューク朝スルタンアラーウッディーン・カイクバードをさらに高貴なものとした。

扉の上には生命の樹のモチーフと永遠を表すロゼットがある。生命の樹のモチーフである永遠は、死後の世界と天国を象徴化している。また、下に火が燃えている釜を示すモチーフは、地獄を表すために用いられている。釜の上につながっている柱に何ひとつモチーフが描かれていないのは、地獄は無、天国は美でいっぱいでああるということを強調している。

またこの扉は、ジェマートのモスクへの入口とした「文の扉」でもある。お祈りのために訪れるジェマートの興味を引くように扉の上に天国が描かれていることは、この上なく意味深いものがある。夏には太陽の最初の光とともにこの扉の上にも一人の女性のシルエットが現れる。

扉に刻まれた書は、この建物の最も貴重な部分のひとつである。書は5つの大きなパラグラフから成り、植物の装飾の見事な枠の中に刻まれている。書には「スレイマン・シャーの息子アフメッド・シャーは、アッラーの赦しが必要な無力な人間であり、ヒジュラ暦626年のある日このモスクの建設を命じた。」という記述がある。書の最初と最後のパラグラフの右側には薔薇の花が、左側にはサヨナキドリのモチーフが描かれ、この作品が作成された主な目的が作成者によってふたつのモチーフで表現されている。薔薇の花は預言者を、サヨナキドリは預言者の愛を象徴している。

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